大豆の脱穀

久しぶりに晴れた週末
干していた大豆もすっかり乾き、少し動かすだけでポロポロ落ちる。
大豆は土から離れてからが忙しい。

抜いた大豆畑に支柱を立て、4本づつ束ねてハザ掛けしますが
慣れないと結び目がすぐに緩む、農家さんの手際を見てると魔法のようです。

この光景、ハトにとっては垂涎の的
近くの屋根には、落ち着きをなくした奴らの視線を感じます。

脱穀は昔ながらの方法、つまり単純に叩くだけ。
竹の棒を使い、畝の段差を利用して集めます
集団でやってると、どこかのアジア音楽みたい・・・
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叩くだけではキレイに採れないので、サヤの中に残ってないか確認したら
ゴミと虫と取り除く。

自然のものだから、もちろん虫も必死に住み着く
やっかいな事にコイツが保管用のコンテナに入ってしまうと、すごい勢いで豆をかじってしまう、
それもツマミ食いやし。。。 だからこっちも必死にふるいに掛ける

今年の大豆は出来がいい
収穫量も多そうだし、カメムシにやられた豆も少ないみたい。
もう少し乾かしたら、しばらく保管です。

2月、種から育てた大豆を味噌にします
寒仕込みから8ヶ月待ってようやく食べることが出来る
そう考えると長いスパンだけど、毎年のサイクルに組み込んでしまえば
やらない事の方が不自然に感じる。

本来「畦豆」と呼ばれるほど身近で簡単に作れる大豆
その95%は外国産です。
大豆からは味噌の他にも豆腐や醤油、きな粉やモヤシ等々・・・
材料が外国産の日本食って何なんだろうね?

大地にアクセスしてみると面白い
季節や天気にも敏感になり、種のパワフルさに驚きます。
やはり僕らは農耕民族なんだね。

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